この高度な色空間のページでは YCbCr と RGB の変換に関する設定を行います。
上半分ではITU-R BT.601 と ITU-R BT.709 の選択を行い、下半分はコントラストを規定する白と黒の上限、下限の設定を行います。
この設定は ffdshow が YCbC と RGB の変換を行う場合にのみ適応されます。言い換えれば MPEG のビデオを再生していて出力色空間が YV12 か YUY2 であれば無視されます。
ITU-R BT.601 と BT.709 はいずれも ITU-R のコンポーネント デジタル ビデオに関する標準規格で、YCbCr<->RGB 変換の方法を定めています。
ほとんど全てのビデオは輝度(luma) 16-235 の範囲でエンコードされています。YCbCr(16,128,128) は通常 RGB(0,0,0)に変換されます。
なかには輝度16以下を使って「黒より黒い」を表現しようとするものがあります。もしこの階調をコントラストを犠牲にして生かしたい場合、フルレンジかカスタムモードを使ってください。
MJPEG と取り込みフィルタで使用されるJPEGでは、ほとんどの場合いわゆるPC.601規格が使用されます。この場合、PC.601規格が使われダイアログでの設定は無視されます。