DirectShowとはマルチメディアの再生、記録を行うための仕組みで、Microsoftが策定しWindowsに同梱されています。
ここでLionSleepTonight.flvというファイルを例にとって、このファイルが再生される仕組みをみてみましょう。
LionSleepTonight.flvの動画はflv1というコーデックで圧縮されています。ffdshowでflv1をデコードするには設定画面を表示(スタート→プログラム→ffdshow→ビデオデコーダーの設定)し、左ペインの「コーデック」を選択、右ペインのFLV1を「libavcodec」に設定します。
LionSleepTonight.flvは FLVSplitter というスプリッタによって動画と音声に分離されます。FLVSplitterはffdshowと同様にユーザーがシステムにインストールする必要があります。ただしMedia Player Classicを使っている場合は内蔵FLV splitterを有効にしておく(View→options Internal Filters→Source Filters→FLV)だけで再生できます。
例えばflv1をデコードするフィルタがシステムに複数存在した場合はどうなるのでしょう。この場合「メリット値」が高いフィルタが優先的に使用されます。ffdshowのメリット値については下図を参考に設定してください。